いい人生だった!

「いい人生だった。やりたいことを思いっきりやった。ありがとう!」
死ぬ時、こんな心境になれたら最高ですね。


最近、三国ますみさんの本で見つけた言葉です。
「人生の終わりに「よくやった」と満足して死ぬと、今、ここで、決意して下さい。」
よおし!決めたぞ!
死は、誰にでも平等にやってきます。
あと100年後には、今いる人はほとんどこの世にいないですね。
たかだか100年ですよ!
死から、逆算して生きる人生。そのほうが間違いないですね!
マイホームも、仕事の肩書きも、財産も、つれあいも、子供たちも、
あの世に持っていくことはできません。
自分がどう生きたか、それが重要です。
私は、臨死体験ではありませんが、自分が死んだ瞬間の意識に入ったことがあります。
15年くらい前でしょうか・・・
あるセミナーの最終コースの卒業式でした。
それは別名、「お葬式」と呼ばれていました。
私を含め5人の卒業生のために、40~50人の方が集まってきました。
ぞろぞろと会場に入って来るその人たちを見ていたら、意識がポーンと変わったのです。
「私のお葬式だ!」
「私は、死んだんだ。」
「なんて、あっけないのだろう。」
「くそ長いと思っていた人生は、こんなに突然に終わるんだ。」
人生が突然終わる、この体験は初めての感じでした。
そのあっけなさに、驚いている自分がいました。
驚いている自分に、また驚いていました。
悲しみも、淋しさもありません。
そうしていたら、次は「安堵」の感情が湧いてきました。
もう人生をやらなくていいんだという、ホッとした気持ちがしみじみ湧いてきました。
(私の人生は、幼いころから本当にたいへんだったのでこんな気持ちになったのだと思います)
驚き→安堵→と感情が大きく変わってきました。
その次には、なぜだか、私を苦しめた人々の顔が次々に浮かんできました。
その人たちに向かって、私は「ありがとう」と言っていました。
私を苦しめた人たちは、私の成長のために、
自ら進んでその役をやってくれたということがわかりました。
「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・・・・・・」
私は泣きながら、ありがとうを繰り返しました。
その次には、自分が上方に昇っていく感じがしました。
その時、強い後悔の念が湧きおこりました。
「私は今こんなに物事がわかっている。でも、もう肉体がない。この知識を生かす場がない。ああー」
これほど残念なことはない、もう自分を生かす場所がないんだ・・・
「もし、今度生まれ変わったら、100%生きます。
また生まれることが出来たら、人生を100%生きます!もう一度、人生を下さい!」
2、3日は、様々な感情の海に溺れそうな感じでした。
あれは、未来の私でしょうか?
それとも、前世の私でしょうか?
いいえ、どっちでもいいんです。
今、この瞬間を100%生きるだけですから。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。