愛を「選ぶ」ということ

東京・杉並・西荻窪の施術室、てるこの部屋です。

つい先日のことです。朝、洗濯物を干していると不意に「私は完全だったんだ」という感覚が内側から湧き起こりました。それはもちろん思考ではなく、ただ気づいたという感覚でした。そう感じさせてくれたのはうららかな日差しのせいかなぁ。それは(もう私はこのことを疑うことはないだろう)というくらいの確信でした。

梅の花

そして、昔読んだ本の一節が浮かんできたのです。
感情は突き詰めると2種類しかない。恐れしかない。その中間はない。愛の中には喜びや嬉しさがあり、恐れの中には怒り、悲しみ、焦り、罪悪感、無力感、惨めさなどの感情が入っている。私たちは常にどちらかを選んでいる。愛を選んでいる時は恐れはないし、恐れを選んでいる時は愛はない。
確か、大体こんな内容だったと思います。

その意味を思考を通して順番に理解するのではなく、それが一気に私の中に入ってきたのです。全く不思議な感覚でした。一気に納得したのです。かつて、アニータ・ムアジャーニの講演会でも聞いたし、夫と参加したマイケル・ローズのインテンシブセミナーでも耳にタコが出来るほど聞かされました。わかっているつもりでいたけれど、私の中で単なる知識で止まっていたのですね。

私はその日から瞬間瞬間にどちらを選んでいるかに気づくようになりました。微かな苛立ちや自己批判、被害者意識、不平不満、他者との比較のようなものが出て来たらハッと感じ、瞬間的に愛を選び直せるようになりました。愛にいる時、全てが上手くいくのです。人生を上手くいかせるには実際的な努力しかないと思い込んでいたのはもう遠い昔のことのように思えます。

愛とは、自分を律したり、浄化したり、努力した先の…つまり遠い未来に辿り着くものではなかったのです。そういった考えは自我のものでした。そうなんです。恐れは自我意識、表面的な意識、つまり分離の意識だと思うのです。そして、愛は本当の自分、一体感、ワンネス、本質の意識だと思います。

私が洗濯物を干しながら、不意に感じたのはたぶん自己の本質でした。そういうものはいつも自分の中にあると言われていますが、思考が油断した時に(笑)ヒョコッと出てきたのですね。通常モードはバリバリの自我意識、つまり(ああしなきゃ、こうしなきゃ)(こうならないように、ああならないように)と猛スピードで恐れの思考・感情の中で溺れそうになりながら必死にもがいていたのです。そうすることが誰でも普通であり、良いことだと信じていたわけです。

昨年4月に亡くなったマイケル・ローズはその一生を通して「CHOOSE LOVE(愛を選ぶ)」と伝えていました。私はただ漠然と(あんなすごい覚醒した人の言うことだから、愛を選ぶってたぶん難しいことなんだろうな~)と感じていました。それが実際はこういうことだったのか!と完全に腑に落ちたのです。

は難しいものでも何でもなく、私たちの中心にある、決して逃げない離れない本質でした。そして、その対極であるエゴ(表面の意識)である恐れを選ぶか、を選ぶかは「選択」でしかなかったのです。何か素晴らしいことや何か酷いことが起こって、愛を感じられたり恐れを感じさせられたりしている受け身の感覚ではなく、誰もが自分で選んでいるのです。

なんて素晴らしい、嬉しいことでしょう!いつでも目の前に二つの選択肢が用意されているのです。若者にも老人にもお金持ちにも貧乏な人にも、誰にでも公平に用意されているのです。そして、どちらかを選べるのです。そしてそして…今この瞬間も恐れか、あなたはどちらかにいるのです!

もし今可能ならば、立ち止まってみませんか。意識を内側に向けて、自分が恐れか、どちらを選んでいるかを感じてください。不安・心配・焦り・苛立ち・不平・不満・批判…などがちょっぴりでもあれば、恐れを選んでいます。それに気づいたら(自分はダメな奴だなぁ)なんて自己批判に陥らないで(そうすると、また恐れを選んじゃいますからね)ただ愛を選ぶのです。その時あなたは自己の本質の目から世界を見て、自己の本質を生きています。

このブログを読んで(なあんだ、そんなことだったのかぁ)って安心感を感じたりしていたら、あなたも今「愛」を選んでいますよ。(^_-)-☆

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。