「葬式無用、戒名不用」

こんにちは、福井てるこです。

「葬式無用、戒名不用」
白洲次郎の遺言はたったこれだけでした。
吉田茂の側近であり、実業家でもあった
白洲は日本で初めてジーンズを履いた男と
しても有名ですね。

別に真似をしたわけではないですが、
夫も火葬だけの直葬にしました。
私と弟夫婦と親しい友人だけでお別れ。
行きつけの花屋で色とりどりの花を
たっぷり買ってきました。
(僧侶などを呼ばずに、皆でお花を
入れることからお花入れの会という
そうです)全く知らなかったのですが
時代の最先端をやってしまいました!

登山が趣味だった夫をお気に入りの
山登りの服装に着替えさせました。
荼毘に付している間、大好きだった
カントリー・ロードの曲をスマホで
小さく流して待っていました。
62年間、夫と共に歩んでくれた
肉体にお別れしました。
夫の肉体への感謝が湧き起こりましたが
夫と別れる悲しみは不思議とありませんでした。
もちろん戒名もありません。
遺骨はこれから散骨にする予定です。

夫はすべてにおいてこだわりがなく
執着がなさ過ぎて、日本の常識や
地球の常識にさえも全く囚われて
いなかったのです。
だから、自由にやらせてもらいました。

 

 

昨日(9/19)は夫の四十九日でした。
完全にニュートラルになって
光になってしまった夫に実は法要なども
必要ありませんが私流にやってみました。
頂いたお花を飾り、頂いたお線香をあげ
「OM MANI PADME HUM」
観音の慈悲の真言を108回唱えました。

観音様のエネルギーなのか
夫からの愛のエネルギーなのか
特に私の右半身がビリビリと痺れました。
言葉にすることなど到底出来ない
感謝の思いで胸がいっぱいになりました。

 

 

 

ソウルリーディングをしている知人が
こう言いました。
ご主人は完全に光の存在になりました。
 全くこちら側には見えないです。
 てるこさんが一人立ちしたので
 役目を終えてとても晴れやかです。
 たまに波長だけは届けています。
 気づかれないように・・・

いえいえ、気づいていますよ。
晴れた日歩いていると、たっぷりと
全身に愛のエネルギーを感じています。
それが夫からのエネルギーだと
私にはわかっています、はっきりと。

 

 

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。