他人にYESと言えば、自分にNOと言う!?

潜在意識からだを調整して、楽で自然な自分になる!福井てるこです。

 

皆様、どんなGWをお過ごしになられたでしょうか?私はとても意義深い時間を過ごしました。私の関心のほとんどは意識の成長にあるので、毎日が意義深いと言えば意義深いのですが(笑)。

今回のブログのタイトルは実は4年前にも使ったものです。この言葉は大好きなアニータ・ムアジャーニが2014年の来日ワークショップで語った言葉です。彼女の著書「喜びから人生を生きる」は、彼女が末期癌から昏睡状態におちいり、その意識を失っていた間に体験した「覚醒体験」の描写が素晴らしく、いまだに私のお勧め本ナンバーワンです。

彼女はワークショップでこう語りました。「私は自分自身を玄関マットのように扱っていた」と。友人たちからいつも利用されていて、それをそのままにさせていたというのです。彼女は他人にイエスと言えば、自分にノーと言う。だから自分にイエスと言うために他人にノーと伝えなければならないと言いました。これはアニータのみならず、私たち日本人にとっても苦手なことだと私は感じています。実は私にもこのGW中に近いことが起きたんです。

GW中、最新の医療機器についてのセミナーに参加することになっていました。最初にお話を伺った時(私はこれはやらないだろうな)と直感的に感じました。しかし、誘って下さった方は私が大好きで尊敬する方でした。そして百聞は一見に如かずですから、何事も見て体験してみなくてはわからないと思い、参加することにしたのです。ただそのセミナー代金が高額だったのが痛いところでした。そこで私は主催者(お誘いして下さった方ではなく)に「もし受けてみて効果があり良かったらなら最後にお支払いする形で良いですか?効果を感じなければお支払いしないです。」と直接交渉したのです。その主催者の方は本当に自信があるらしく、私のとんでもなくずうずうしいお願いにOKが出ました。2日間のセミナーだったのですが、1日目はとても丁寧でわかりやすいものでした。ところが実際に体験すると私には効果が出ませんでした(主催者の方の名誉のために書いておきますが、他の方には効果があり、納得されていましたよ)。1日目が終わり、とことん悩みました。私の仕事には使わないだろう、これを販売する気もない、そして私には効果が感じられない、、、しかし、これを断ることは大好きな誘って下さった方の顔を潰してしまうことになるし、今後あの方とお付き合いが出来なくなるだろう、、、久々に眠れぬ夜を過ごしました。数万円の講座代を捨てるか、、、自分の本心を優先するか、、、お金が勿体なくないと言えばウソになります。私がその金額を稼ぎ出すのは大変なことですから。

私はシンプルに考えました。何の制限もなければ私はどうしたいのか、、、(2日目の受講はやめよう)そう結論を出し、お借りした機器を返しに会場まで行きました。すると他の受講者のいぶかしげな顔、顔、顔。そりゃそうですよね、その方々はその機器がいいと感じてやる気満々なのですから。主催者の方は快く途中でやめることを認めてくださいました(特例ですが、そういう交渉をしていたのですから。)私は参加者の方々の視線に貫かれながら、トボトボと会場を後にしました。問題はお誘い下さった方への連絡です。

メールでお伝えすると(昨日チラッと顔を見た時から感じていました)ということでした。私の仕事のためになればと誘ったので、顔を潰すなんてことは関係ないですよ、気になさらないでくださいと返信がありました・・・言葉だけでなくその方の思いも伝わってきました。(好きな勉強をたっぷりしていることは幸せねー、私たち同じねー)と。死ぬほど心配していたのは私だけだったようです。自分を無理に殺さなくて良かったです。そして、私が尊敬していたその方はやっぱり大きな大きな方でした。

 

 

頭で考え抜いて不安とイライラがつのり、眠れぬ夜を過ごしてしまいました。恐れていたことは何も起きませんでした。恐れていたことは私の頭の中にだけ存在していました。思えば、今までの私は他人を落胆させないように生きてきました。特に今回は大好きで尊敬している方ですからなおさらです。しかし、勇気を出して自分を落胆させない道を選んでみました。驚くことに、それでどなたも落胆させることはありませんでした。2日目のセミナーを断ったその日の朝、恵比寿のウェスティンホテルのティールームに行きました。普段働きづくめの私には珍しく、ゆったりとした一日を過ごすことができました。

お気軽にお問い合わせください。

当日申込みは空きがあれば受け付けます。
その場合は必ず電話連絡をお願いします。

TEL:090ー4435ー9483

この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。