なぜ紙に書くと実現するのか?

あなたの変容のお手伝い!
心とからだの鍼灸師福井てるこです。

 

来年は治療院を引っ越します。契約が来年の12月末日までなのです。なので、アクセスの問いかけをしています。「私の才能が全開になる治療院、どこにある?」「それを手に入れるには?」などなどいろいろ問いかけています。が、ちょいと違う方法も試そうと思い立ちました。それはRASという脳のシステムを使うのです。ご存知の方も多いと思いますが、RAS(Reticular Activating System)とは網様体賦活系(もうようたいふかつけい)というものです。難しそうな名前ですが、これは哺乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、身体の生命活動を維持しています。

 

 

RASとは、脳に入ってくる情報をふるい分けて何に注意を向けさせるか、どれぐらい関心を呼び起こすか、どの情報をシャットアウトして脳に届かないようにするか判断しています。脳は毎秒4億ビットの情報を処理していると言われていますが、そのうち意識的に処理される情報はわずか2000ビットと言われています。つまり、99,9999%は知らないうちに処理され消えているのです。RASとは、脳内の意識と無意識の間のフィルターと言えます。意識が情報を受け取り、潜在意識の方に染み込ませていると言われています。

昔、鍼灸治療院に弟子入りしていた頃、師匠がこんな話をして下さいました。「君たちがギックリ腰になったら、それまでは目につかなかった腰痛とか治療院とかの看板が目に入るようになるだろ?人間は自分に必要なものをしっかり見つけ出すんだよ。」さすが、師匠です。今からウン十年前、RASのことなどまったく知らなくても師匠は人間の不思議な仕組みをわかっていたのです。それをふまえて、治療院の表記や看板のことを開業する弟子たちにアドバイスしていました!

このRASの仕組みを実は私も使っていました。その効果は絶大でした。若い頃、アパートの引っ越し先を決める時、条件を優先順位の高いほうから書き出したのです。①地域(〇〇町〇丁目か〇丁目)②家賃③広さ④間取り⑤階数⑥・・・というようにたくさん書いておいたのです。するとそれに当てはまるものが見つかりました。そして条件に書いておかなかった壁の色(壁は当然、白だと思っていたのです)だけは違い木目だったのです(結局、そこには12年も住みました)。へぇ~こんなにうまくいくもんだと感心したものです。

なぁ~んだ、そんな単純なことかと思う方がいらっしゃるかもしれません。そうなんです。たったそれだけです。自分が欲しいものを明確にすることなんです。そしてコツは、手書きで書くことなんです。パソコンではダメなんですよ。ある研究ではキーボードでタイプしたものと手書きしたものでは、達成率が42%も違っていたそうです。それは何故か、、、タイプする時に必要な指の動作は8種類しかないそうですが、手書きだと10000種類にも及ぶそうです。ということは脳で働く神経もずっと多くなります。より真剣味が増え、リアルに想像するのでしょう。なので実現率が高くなるのです。

そして、もう一つのコツはこんなことを書いたって無理だと思わないで書くことです。つい自分の分相応な望みや実現可能な範囲を書いてしまいがちですが、どうやったらそうなるのか方法は考えずに書くのです。住みたい家に限らず、欲しいものややりたいことも、どうやったらそれが出来るかは考えず、そうやって手書きで書き出してくださいね。そして書いたら、人には見せず(他人に見せるとケチをつけられ、その他人の意見を鵜呑みにしてしまいがちだからです!)自分がいつも目につくとところに貼っておくなりしてください。そうしているうちにあなたの内なる検索エンジンRASがあなたの望みに最短で行けるよう必要なものを探し始めるのです~。

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この記事を書いた人

福井てるこ

20代はプロの舞台俳優として全国を回り、33歳から鍼灸の道に入る。