杉並区西荻窪2分のサロン、てるこの部屋です。

今日は少し言いづらいことを書きます。
主に心理的なセッション、お悩みなどについてですが、私はご依頼をすべてお受けしているわけではありません。誤解を招きそうなので説明しておきますと(私の経験値やセッションではご無理だと思います)(今は私のセッションのタイミングではないと思います)ということなのです。
また当然ですが、お問合せされた方が私のセッションをお選びにならないことも多々あります。ほとんどの方がどのセッションが合いますか、というお問合せなのですが、(〇〇が良さそうです。ただし〇回位かかる方もいらっしゃいます。)つまりある程度の期間や金額がかかりますよと返信するとぷっつり音沙汰無しということも普通です。思っていたメニューと違ったのか、私の返信内容が想定外だったのか、思っていた以上に時間や料金がかかることに驚かれたのか・・・そのお気持ちはいろいろ想像出来ますし、返事がないのがお返事だと理解しています。これにとやかくいうことも特別の思いもありません。時間は貴重ですから、お互いに無駄な時間は省きたいものです。また効果の出ないセッションや施術でズルズルとクライアント様を引っ張るようなことはしたくありません。もちろんやってみないとわからないこともありますので、1回やってみてはいかがですか?とお勧めすることは多いです。
私自身が自分が大嫌いで自分を信じることが出来なくて、他人と比較したり競争したり、物心ついてからずっと生きづらさを抱えて生きてきました。それが今のように何もしていなくても穏やかな幸せを感じられるようになるまで、決して簡単な道のりではありませんでした。なので(簡単です、すぐ解決します)とは言えません。ただし、コツコツとやっていく必要があるけれど、ご一緒にやっていきましょうとは言えます。難しいとは言いたくはないですし、簡単だとは言い切れません。その方その方の引っ掛かりの程度にもよるからです。魔法のようなことが起こると思われるのがいちばん困ります。(実は、自分の恥をさらすようなリアルな表現のブログを書いているのは、セッションに来ていただかなくてもシフトが起こるように意図しています。毎回かなりの時間をかけて書いています。特に私の考えがわかるお勧め記事を面倒でもお読みいただければと思います。私のブログで感情の解放が起こる方もいらっしゃいます。)

先日、遠方の方からお問合せがありました。通常はメールを読んで直観でわかりますが、お電話で30分ほどご相談をお受けしました。同じようなご相談は多くありますので、今まであったご依頼・ご相談内容をミックスさせて一般化させて書いていきたいと思います。例えばお子様の元気のなさ・不登校などについてお願いしたいというような内容です。こういったご依頼についての私の答えはあり余っているエネルギーを使いなさいのブログ記事に書いています。もちろん、このブログの内容が完全に当てはまる場合ばかりではありません。ご依頼された方が生き生きとすればすべてが解決するわけではなく、ご家族全員の関係の大改造・再構築が必要になってくるケースもあるでしょう。ご家族一人一人が影響を与え合って受け合っているからです。
簡単に言えば私の考えはお子様本人を何とかするより、それを心配しているご相談者様にセッションを受けていただくことをお勧めしています。(私がこれを受けたら子どもが元気になる)という考えはいったん脇に置いて、まずご自分のためだけに受けていただきたいのです。それが出来るかどうかなのです。残念ながら「それはわかっているのですが・・・」という、子どもが元気になれば問題は解決するとお考えの方が多いのです。なので、お子様のことを依頼すればなんとかなるだろう、してくれるだろうというお考えの方のご依頼を私がお受けすることはありません。つまり、今はタイミングではないのです。もちろんこれは今は私のセッションのタイミングではないということであって、傾聴のカウンセリングなど活用されるとよいものが他にもたくさんあります。そこから深い気づきが得られる場合も多いでしょう。

突然ふと思い出しました。
荻窪に治療院を構えていた頃、大森一慧先生のお料理教室に少しだけ通っていたことがあります。純正穀物菜食研究家の一慧先生のお話はいつもとても楽しく伺うと元気が出ました。ある時生徒の一人がこんな質問をしました。「私は添加物が入っている加工食品やらお砂糖がたっぷりのパンやお菓子が大好きでどうしてもやめられないんですが、どうしたらいいでしょうか?」すると一慧先生はニッコリ笑って「やめるだけです。」と。「やめる人はすぐやめるんです。この教室に来てハッと気づいて、家に帰るなり冷蔵庫の中の調味料や食品を全部捨てます。やめられる人はそういう人です。」
私は一慧先生がますます大好きになりました。実はその後、何年も後に一慧先生が治療院にいらしてくださったことがあります。お弟子さんが連れて来てくださったのです。もちろん私が当時通っていた生徒だったことは忘れていらっしゃいました。当時より小さくなられた先生は私のアクセス・バーズを受けて仰向けの姿勢から目をパッと見開いて施術をしている私を見上げ「すごいわぁ。これほどのエネルギーはどんな修行をなさったの?」と。(先生、これはたった1日で身に付けられるものなんですよ)とは恥ずかしくてもちろん言えませんでした。起き上がった先生は「わぁ、細かい字も良く見えるわ」ととても喜んでくださいました。
話がそれました。「私が変われば子どもも変わると頭ではわかっているんですが、それでも子どものセッションをやってほしい」というご相談者の方々を思い出しながら、なぜか一慧先生のニッコリ笑った容赦ない言葉「やめる人は家に帰ってすぐ全部捨てます。」が思い出されたのです。どうか、この厳しくも優しい言葉が必要な方に届きますように。
*この考えは現時点のものであって、これから私が様々な研鑽を重ねていけば考えも手法も変わる可能性があります。また今後臨機応変になっていく可能性もありますことをどうかご了承ください。